「最も麗しい集まり」(牧師:砂川勝彦)

目的:教会が聖霊によって最も麗しい集まりであることを知り、聖霊によって弟子訓練を受け、聖霊によって、愛し合う教会を形成するために献身する

対象:教会に献身できない姉妹

導入)私が生まれて初めて行った教会は那覇バプテスト教会でした。 その時は、礼拝に300人近くの人が集まっていました。そこで、イエス・キリストを信じて、バプテスマを受けました。

そのころ、礼拝に300人近い人が集まる教会は沖縄にはたぶん那覇バプテスト教会だけだったと思います。

しかし、たくさんの人が集まる教会でしたが、大きな問題がありました。それは、イエス・キリストを信じてバプテスマを受けても、1年、2年、3年後には、教会から離れて行く人が多くいました。

ですから、たぶん私がバプテスマを受けた時、300人近い礼拝でしたが、その後、どんどん礼拝の人数は減っていき、今は、コロナの影響もあり、礼拝には100人、150人ほどだと思います。 北海道に増田先生と言う方がいます。

北海道の札幌で、長い間、牧師として仕えていますが、ちょうど、コロナの感染が拡大した後、増田先生のメッセージを聞く恵みがありました。 増田先生の教会では、コロナの感染が広がる中で、礼拝に参加することをやめる信徒たちが現れました。増田先生自身が大きなショックを受けながら、教会って何だろうと考えさせられたというのです。
そして、今から2000年前の教会はどうして、短い間に、あんになに成長したのだろうと思い、ある本を読み、たいへん教えられたと話していました。

今朝の礼拝のメッセージは「最も麗しい集まり」と言うテーマに導かれました。
みなさん、最も麗しい集まりは何でしょうか。
世界で、最も麗しい集まり、団体は何でしょうか。家族ですか、仲のいい友達ですか。
世界で最も麗しい集まり、それは、教会です。

みなさん、そう思っていますか、私は、世界で最も麗しい教会に入っていると感謝していますか。
今日は、聖餐式を行います。突然、今日、聖餐式を行うのですが、先週のディボーションで、最初の教会では、毎日、聖餐式をしていたことを教えられました。

使徒の働き2:42 そして、彼らは使徒たちの教えを堅く守り、交わりをし、パンを裂き、祈りをしていた。

ここにパンを裂きとあります。これが今でいう聖餐式のことですね。

それで、今日、聖餐式を行うように導かれました。
聖餐式の終わりに教会の約束をいたします。

教会の約束の中で 教会は人によって成ったものではなく、神によって成ったものと信じます

とあります。なぜ、教会は最も麗しい集まりなのか、それは、教会は人によって成ったのではなく、神によって成っているからです。つまり、教会は創造主であり、救い主であるイエス・キリストの作品なのです

ですから、地上で最も麗しい集まりなのです。

① 聖霊はキリストに対する信仰を与える
イエス・キリストはどのようにしてご自分のからだである教会を作成したのでしょうか。 イエス・キリストは聖霊によってご自分のからだである教会をつくられています。

使徒2:41 そこで、彼のことばを受け入れた者は、バプテスマを受けた。その日、三千人ほどが弟子に加えられた

彼のことばとはペテロの言葉のことです。
ペテロは聖霊が降り、聖霊に満たされて、集まって来た人々に 神が救い主であり、主であると定めた、ナザレのイエスをあなたがたは十字架で殺しました。 告げました。
すると人々は心を痛めて、「私たちはどうしたらいいのでしょうか」と言ったので、ペテロは、悔い改めでバプテスマを受けなさいと命じました。
このペテロの言葉を受け入れた人々が、3000人ほどいて、その日のうちにバプテスマを受けたのです。
聖霊はペテロをとおして、ナザレ人イエスは、神ご自身であり、救い主であることを伝えました。
そして、人々は聖霊によってイエス・キリストを神であり、救い主だと信じたのです。 悔い改めるとは、イエス・キリストを信じることです。 悔い改めるとは、自分中心に生きることから神中心に生きることです。 神中心に生きる土台が、イエス・キリストを信じることです。
しかし、すべての人は罪を犯した罪人なので、イエス・キリストを信じることができません。 それで、聖霊が来て下さり、イエス・キリストがなされたみわざをある人を通して聞かせ、聖霊によってイエス・キリストに対する信仰を持てるようにして下さったのです

私たちがイエス・キリストを信じていることが、聖霊のみわざです。

もう一度言いますね、私たちがイエス・キリストを信じていることが聖霊のみわざです。 聖霊のバプテスマについていろんな考えがあります。
バプテスト教会は聖霊のバプテスマを受けた人に水のバプテスマを授けています。
聖霊がその人のうちに来て下さり、イエス・キリストに対する信仰をもつようにして下さったと信じているからです。

Ⅰコリント12:3 また、聖霊によるのでなければ、だれも、「イエスは主です。」と言うことはできません。

イエス・キリストは主ですと言う告白は、イエス・キリストが世界の創造主であり、すべての人間の主なるお方と信じること、また、イエス・キリストは罪からの救い主と信じることです。
イエス・キリストは私たちを神のさばきから、神の怒りから救われたお方です。 私たちが受けるべき、神の裁き、神の怒りを十字架の上で私たちの身代わりに受けたのです。 このようにイエス・キリストを信じるようにしたのが聖霊の働きなのです。

② 聖霊はキリストの弟子として訓練する
聖書はイエス・キリストを信じ、バプテスマを受けた人のことを弟子として教えています。 つまり、聖霊によってイエス・キリストを信じ、救われた人々は、イエス・キリストの弟子なのです。
そして、イエス・キリストはご自分の弟子を訓練されます。2000年前は、直接、ペテロたちをご自分に従う弟子として訓練しましたが、
今の時代は聖霊がイエス・キリストを信じて、救われた者たちをイエス・キリストの弟子として訓練されます

使徒2:42 そして、彼らは使徒たちの教えを堅く守り、交わりをし、パンを裂き、祈りをしていた。

この箇所を新共同訳聖書では
彼らは、使徒の教え、相互の交わり、パンを裂くこと、祈ることに熱心であった。
とあります。

聖霊はイエス・キリストを信じて、救われた弟子たちの内側に来て、下さり、彼らがイエス・キリストに従うように訓練してくださいました。
聖霊は、弟子たちが、使徒たちの教えを守るように熱心になるようにされました。
教えを守るように熱心になったというと、人間の頑張りのように聞こえますが、 聖霊は、弟子たちに聖書の意味を知りたい、聖書を学びたいという願いを与え、使徒たちは聖霊によって弟子たちに聖書の言葉を教えていたのです。

2週間前のディボーションで、神様がヨシュアにイスラエルの民がヨルダン川を渡りなさいと命じた個所を読みました。
神様がヨシュアに語った言葉は、イスラエルの民にヨルダン川を渡らせなさい。神様がヨシュアを大いなる者とする、そして、主がモーセとともにおられたように、主がヨシュアと共におられることをイスラエルの民がわかるようなると いうことでした。
ヨルダン川を渡りなさい、あなたを大いなる者とする、主がともにいることをわかるようにする この三つでした。

しかし、ヨシュアは、主の契約の箱をかつぎ祭司たちがヨルダン川の入ると、川の水はせきとめられるとイスラエルの民に宣言します。
主は、ヨシュアに川の水がせきとめられると一言も言っていません。なぜ、ヨシュアは、川の水がせき止められると言ったのでしょうか。 彼は、聖霊によってヨルダン川を渡ると言う主の命令に従うためには、主が水をせき止めることを理解したのです。
みなさん、このように聖霊は私たちの内に働き、み言葉を学びたいと言う願いを与えています。
そして、これは、不思議なことですが、聖霊は、み言葉を一人で学ぶのではなく、他の弟子たちと一緒に学ぶようにして下さるのです。

また、聖霊は他の弟子たちとの交わりを求めるようにして下さいます 皆さん、今の時代は聖霊の豊かな働きを求める時代です。 聖書も一人で、いろんなインターネットを通して学べます。
また、人と交わるよりも一人でテレビを見たり、インターネットで楽しむことができます。人との交わりで傷つくよりも、一人でいたほうがいいとなる時代です。
どうか、みなさん、私たちのうちにおられる聖霊が、私たちに兄弟姉妹との交わりを求めるように祈りましょう。
教会はキリストのからだです。心臓は体から取り出されたら、動きません。肺も、手も足も体から取り去られたら、動くことができません。 私たちは互いに互いが必要な存在なのです。
キリストのからだとして、からだ全体が生き生きとして生きるために、互いに必要な存在です。ですから、聖霊は、私たちの内に働き、互いの交わりを求めるようにして下さるのです。
ハレルヤチャーチは教会開拓して14年目です。聖霊の導きに従い、交わりを持つ教会であるなら、もっと、大きく成長したことだと信じています。

③ 聖霊は愛し合う集まりをつくられる
聖霊が私たちヲキリストの弟子として訓練する目的。ゴールがあります

使徒2:44 信者となった者たちはみないっしょにいて、いっさいの物を共有にしていた。
使徒2:45 そして、資産や持ち物を売っては、それぞれの必要に応じて、みなに分配していた。
使徒2:46 そして毎日、心を一つにして宮に集まり、家でパンを裂き、喜びと真心をもって食事をともにし、
使徒2:47 神を賛美し、すべての民に好意を持たれた。主も毎日救われる人々を仲間に加えてくださった。

聖霊が私たちをキリストの弟子として訓練するゴールは、愛し合う私たちにすることです。
今朝のメッセージのテーマは「最も麗しい集まり」でした。 互いに愛し合う集まりほど麗しい集まりはありません。
聖霊によってつくられていく教会は、互いに愛し合う教会なのです。世界で一番麗しい集まりなのです。
私たちが互いに愛し合うようになるのですか、 いいえ、聖霊が私たちを互いに愛し合うようにして下さるのです。 この箇所を読むと、すぐに自分の財産を売り払い、教会に献金しないといけないのかと考えますが、そうではありません。

注目したいのは、 2:44 信者となった者たちはみないっしょにいて、いっさいの物を共有にしていた。
そして毎日、心を一つにして宮に集まり、家でパンを裂き、喜びと真心をもって食事をともにし、 いっしょにいて、心を一つにして集まり、家でパンを裂き、食事をともにしていた。 です。

つまり、聖霊は私たちが一緒にいるようにして下さるのです。 これは、愛し合うようになるためです。愛するとは一緒にいることです。
愛するとは、喜び、悲しみ、痛み、苦しみを分かち合うことです
愛するとは、一緒に感動することです。
愛するとは一緒に時間を過ごすことです。
聖霊は新しくイエス・キリストを信じ、イエス・キリストの弟子となった人々に内に働き、一緒にいることを喜び、願い、楽しむようにし、 そして、互いに愛し合う教会をつくりあげていくのです。

なんと、ありがたいことでしょうか いかがですか イエス・キリストのご計画、世界で最も麗しい集まりである教会をこの地上で作り上げると言う計画に参加しませんか。

聖霊の導きにゆだね、み言葉を学ぶこと、交わりをすること、一緒にいることに献身しませんか。